ドラム譜のR・Lは何?左右交互のシングルストローク入門
ドラムの教材にR・Lが並んでいて、どの太鼓を叩くのか迷っていませんか。手順を示すRは右手、Lは左手の指定で、太鼓の種類や音の長さではありません。今回はパッド1面だけを使い、左右を1打ずつ交互にするシングルストロークと、クリックに合わせる読み方を覚えましょう。
主な機能・選択肢
- 手順のRは右手、Lは左手。利き手が左でも文字の意味は変わらない
- R L R Lと1打ずつ交互にするのがシングルストローク。速さだけで決まる奏法ではない
- 同じ60 BPMでも1拍1打と1拍2打は別。手順の文字だけでなく、拍と音符の長さを確認する

1.R・Lは使う手、音符は叩くタイミング
RはRight、LはLeftの頭文字です。Rを見たら右手、Lを見たら左手で叩きます。Rがライド、Lが左側の太鼓という意味ではありません。この手の順番をスティッキングと呼びます。一方、いつ・どの楽器を叩くかは音符の長さや位置、譜面の凡例などで読みます。R Lという2文字だけではテンポも音の間隔も決まりません。図では4/4拍子の1小節を使い、上段は4分音符で4打、中段は8分音符で8打。どちらも手順は左右交互ですが、1拍に入る打数が違います。
2.1つの面で、1打ずつ左右を交代する
練習パッドを安定した位置に置き、まずクリックなしで右・左・右・左と4打だけ試します。両手を同時に叩いたり、片手の1回の動きで何度も跳ねさせたりせず、1打したら次の手へ交代します。これがシングルストロークの出発点です。R R L Lのように同じ手を2打ずつ続けるダブルストロークとは区別しましょう。今日は左右とも近い打点・無理のない低い高さから叩き、音量と間隔を聴き比べます。左だけ弱くても、強く握ることだけで直そうとせず、1打ごとに自然に戻れるか確認します。疲れたら休み、痛みがあれば中止してください。
3.60 BPMのまま、4打と8打を分けて試す
メトロノームを手動で60 BPM・4/4に設定します。1クリックを4分音符の1拍として、まず「1・2・3・4」にR・L・R・Lを1打ずつ合わせます。余裕があれば一度止め、「1と2と3と4と」と各拍を均等に2つへ分けます。今度は数字でR、「と」でLを叩くので、クリック4回の間に8打です。BPMを120へ変更するのではなく、60の拍の間へもう1打を入れる練習です。間隔が片寄ったら1拍1打へ戻って構いません。左始まりのL R L Rもシングルストローク。図の下段はその手順例で、1拍1打から別に試せます。
Pio: R Lを速く叩かないと、シングルストロークにならないの?
ドック先生: 速さより、左右を1打ずつ交代しているかがポイントです。今日は遅い4打で十分。同じR Lでも、クリックごとに交代する場合と、1クリックの中で両手を使う場合を分けてみましょう。
今日できる8分メニュー
- 2分:R=右手、L=左手を確認。安定したパッドで、クリックなしのR L R Lを4打ずつ試し、各組の間に休む
- 2分:メトロノームを手動で60 BPM・4/4へ。1クリック1打でR L R Lを1小節叩き、1小節休む。無理のない回数だけ繰り返す
- 2分:同じ60 BPMで1と2と3と4とを声に出す。できそうなら1クリック2打のR L R L R L R Lを1小節だけ叩き、止めて確認する。難しければ前の段階へ戻る
- 2分:1クリック1打へ戻し、L R L Rの左始まりも短く試す。最後に「手順」と「1拍の打数」を別々にメモする
内容確認と参考情報
最終内容確認:
交互打ち・手順をメーカー公開教材で照合し、日英を二度確認。図の1拍1打/2打、左始まり、クリック位置を検算しました。60 BPMの設定と8分メニューは編集部の提案で、手の自動採点機能を意味しません。
- 左右1打ずつの交互打ちと一定の音量 — Yamaha / Steve La Cerra
- シングルストロークと手順の基礎(17〜18ページ) — Mark Wessels with Stanton Moore / Vic Firth
参考情報は本文の確認に使用しています。個別の診断や、すべての楽器・機種への適合を保証するものではありません。
よくある質問
左利きならRとLを逆に読みますか?
いいえ。手順のRは右手、Lは左手のままです。左手から練習する場合はL R L Rを使います。教材に指定された手順を反転して練習するなら、元の指定と区別しましょう。
シングルストロークロールは何打ですか?
基本は左右1打ずつの交互打ちで、4打や8打だけに限定する名前ではありません。この記事では初心者が確認しやすい短い区切りで練習しています。
Rは必ずハイハット、Lは必ずスネアですか?
違います。R・Lは手の指定です。今回は両手とも同じパッドを叩きます。ドラムセットで叩く場所は、譜面の音符位置や凡例、教材の説明で別に確認してください。
60 BPMで8打なら、8回クリックするまで叩きますか?
この記事の8分音符練習では、クリック4回分で8打です。数字と、その次の数字との中間の「と」に1打ずつ入れます。1クリック1打なら8打に8拍かかるので、今どちらを練習しているかを確認しましょう。
リンク先でR・Lや60 BPMが自動設定されますか?
いいえ。メトロノームを開き、BPMを60、拍子を4/4へ手動設定してください。「と」のクリックや手順表示を自動で出す練習ではなく、1拍のクリックに対して自分で手を交代します。手の動きの自動採点も行いません。
練習パッドがない場合や8分が長い場合は?
スティックなしで右・左を指さし、数え方だけ確認しても構いません。硬い机をスティックで直接叩く必要はありません。8分は編集部の提案で、休憩込みの目安です。短く切り上げてもよく、その日の速さや完成度を約束するものではありません。