CHORDOCK · MUSIC PRACTICE TOOLS

ギターのチョーキングで音程が合わない原因は?初心者向け3つの直し方

チョーキングは、押さえた弦を動かして張力を上げ、音程を高くする奏法です。狙う音程は、弦を動かした見た目の距離ではなく、先に鳴らした基準音と耳で比べます。標準チューニングの2弦8フレットを半音チョーキングするなら、目標は同じ弦の9フレットを普通に押さえた音です。まずチューニングを整え、9フレットの音を聞いてから8フレットをゆっくり押し上げましょう。

主な機能・選択肢

  • 2弦9フレットを先に鳴らし、8フレットの半音チョーキングで同じ高さを目指す
  • 8フレットを薬指で押さえ、人差し指と中指を同じ弦へ添えて3本で支える
  • 高音弦は指板の内側へ押し上げ、目標へ着いたら止めて音程を確認する
2弦8フレットを薬指で押さえ、人差し指と中指で支えて半音チョーキングするPioと、基準音を示すドック先生

先に9フレットの基準音を覚える

チューニング後、2弦9フレットを普通に押さえて2秒ほど鳴らします。これが今回の半音チョーキングの目標です。次に2弦8フレットを薬指で押さえて一度ピッキングし、弦を3弦側へゆっくり押し上げます。9フレットを弾いたときと同じ高さに聞こえた位置で止め、1秒ほど保ってください。半音はフレット一つ分、1音はフレット二つ分の音程差ですが、弦を動かす物理的な距離がフレット幅と同じという意味ではありません。ギター、弦の太さ、押さえるフレット位置で必要な移動量は変わるため、見た目より音を基準にします。

薬指を人差し指と中指で支える

2弦8フレットを薬指で押さえ、そのネック側へ中指、人差し指の順に同じ弦へ添えます。3本の指先は近い間隔を保ち、一本のまとまりとして3弦側へ動かします。薬指だけを横へ伸ばすより、手首と前腕の小さな回転を使うと狙った位置で止めやすくなります。親指はネックを安定させる位置へ軽く触れますが、強く握り込んだり、手首を大きく曲げたりする必要はありません。1弦・2弦を床側へ引くと指板の端から外れやすいため、この練習では太い弦がある指板の内側へ押し上げます。

目標へ近づき、止めてからゆっくり戻す

音程が低いときは、弦の移動が目標まで届いていないか、上げる途中で指の力が抜けています。高すぎるときは勢いで通り過ぎています。50 BPMで8フレットを1拍目に弾き、2拍目までに9フレットの基準音へ近づき、3拍目まで保ち、4拍目でゆっくり元の8フレットへ戻します。上げる速さより、目標で止まることを優先してください。チューナーは最後の確認に便利ですが、表示だけを追うと手が固まりやすいため、先に基準音を耳で比べ、伸ばした音が安定したところで表示を確認します。音程が安定するまではビブラートを加えません。

Pio: 弦を毎回同じ場所まで押し上げれば、音程も必ず同じになる?

ドック先生: 同じギターでも押さえる位置や弦の状態で必要な動きは少し変わるよ。先に2弦9フレットを鳴らし、8フレットの音をそこへ近づけよう。薬指を二本の指で支え、目標へ着いたら止めて聞くのが近道だよ。

今日できる8分の半音チョーキング練習

  1. 1分:チューニングし、2弦8フレットと9フレットを別々に4回ずつ普通に鳴らす
  2. 2分:薬指を8フレットに置き、人差し指と中指をネック側の同じ弦へ添え、3本を小さく押し上げてゆっくり戻す
  3. 3分:50 BPMで9フレットの基準音を聞き、次の小節で8フレットを弾いて2拍目までに同じ高さへ上げ、3拍目まで保って4拍目で戻す動きを4回行う
  4. 2分:同じ比較を4回行い、伸ばした音が安定した瞬間だけチューナーを見て、低い・高い・一致のどれかを一言記録する

よくある質問

半音チョーキングと1音チョーキングの違いは?

半音はフレット一つ分、1音は二つ分の音程を上げます。2弦8フレットなら、半音の目標は9フレット、1音の目標は10フレットを普通に押さえた音です。弦を動かす距離ではなく、基準音との一致で判断してください。

TABの8b9は何を意味しますか?

一般には、8フレットを押さえてピッキングし、チョーキングで9フレット相当の音程まで上げる意味です。bの後ろの数字は指を移す先ではなく目標音程を示します。表記は譜面により異なるため、凡例も確認してください。

TABのrは何を意味しますか?

一般にはリリースを表し、上げた弦を元の音程へ戻します。8b9r8なら、8フレットから9フレット相当まで上げ、8フレットの音程へ戻す流れです。急に力を抜かず、音程を聞きながら制御して戻します。

チョーキングの音程がいつも低くなります。

先に目標音を鳴らしていない、薬指だけで動かして支えが弱い、目標の手前で止まっている可能性があります。9フレットの基準音を聞き、人差し指と中指を添えて小さく追加してください。痛みが出るほど無理に押し上げないでください。

音程が高くなりすぎるときは?

勢いで目標を通り過ぎている可能性があります。50 BPMで2拍かけて上げ、基準音へ近づいたら動きを小さくします。到着後に1秒保つ練習を入れると、通過せず止める感覚を確認できます。

チューナーだけを見て練習してもよいですか?

チューナーは確認に使えますが、揺れている途中の表示は安定しません。まず9フレットの音を耳で覚え、8フレットを上げて音が止まった瞬間に表示を確認します。機種によりG♯またはA♭と表示される場合があります。

薬指以外でもチョーキングできますか?

できます。フレーズにより中指や人差し指、小指を使うこともあります。初心者の半音練習では、薬指を人差し指と中指で支える形が力を分けやすいため、まず再現しやすい例として使います。

アコースティックギターでも同じ練習ができますか?

できますが、エレキより弦が太い、張りが強いなどの理由で重く感じる場合があります。無理に1音上げず、短い半音から始めてください。弦の太さを変える場合は、弾き心地だけでなく楽器調整への影響も確認します。

指や手首が痛くても続ければ慣れますか?

鋭い痛み、しびれ、関節や手首に残る違和感があるときは中止してください。回数を減らして休み、姿勢と力みを指導者に確認してもらいます。休んでも症状が続く場合は、医療の専門家へ相談してください。